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2008/06/15

乗鞍岳BC

20080615.jpg
天候:晴
前日と同じく長野県と岐阜県にまたがる乗鞍岳に行ってきました。
梅雨の合間にもかかわらず朝から晴天に恵まれ風も弱く、最高のBCが期待できましたが、予想を上回る素晴らしい日でした。
BCが初めてという方には、いきなり最高を味わって戻れなくなってしまったかもしれません。

2008061501.jpg5:09 乗鞍観光センター駐車場からみた、朝の乗鞍岳です。
雲ひとつなく晴れて、綺麗な朝焼けでした。

2008061502.jpg7:53 登山届に付属していた簡易地図です。
シャトルバスを待つ間に係員が登山届を配っていました。
あまり地形がわからない人でも迷わないような情報が記載されていて、力の入れようが見てとれます。

2008061503.jpg8:02 乗鞍観光センターの反対側にバスが到着しました。
この日は肩ノ小屋口の駐車場までの運行で、この始発のバスを待っていた人は50名くらいでした。

2008061504.jpg8:12 始発のバスは1台ほとんど満席でした。
運転手のおじさんが、運転荒いので注意、とか話しながらクネクネ道を運転していきます。
三本滝までは一般車両も走るので、狭い道はちょっと怖かったです。

2008061505.jpg8:59 肩ノ小屋口駐車場に着きました。
待ちに待っていた乗鞍大雪渓です。

2008061507.jpg9:13 降りて支度ができた人から続々と稜線を目指して登っていきます。
山頂の剣ヶ峰方向も良く晴れ渡っていました。

2008061506.jpg9:25 剣ヶ峰登山道入口です。
看板に書いてある通り本来の登山道はこの先50m先で、ここはスキーヤー専用入口です。

2008061508.jpg9:27 いよいよ大雪渓を登り始めます。
雪は雨ででこぼこになっていましたが、それほど深くなっていませんでした。
右の方にはモーグルのラインが作られていて、ストイックに何度も滑っては登り返していました。

2008061509.jpg11:05 肩ノ小屋の標高を越える頃にはかなり急になってきました。
肩ノ小屋の背後は摩利支天山とコロナ観測所です。
遠くの穂高連峰、さらには常念岳まで綺麗に見えました。

2008061510.jpg11:24 朝日岳と蚕玉岳の間の稜線までもう少しというところからみた大雪渓と位ヶ原です。
2800mを越えるあたりからは空気が薄く、雪が緩く、急斜面ということもあってなかなか思うように進めませんでした。

2008061511.jpg11:24 同じ地点から上を見たところです。
上方の岩近くにクラックが発生していました。
2mくらいの深さがありそうでした。

2008061512.jpg11:46 ようやく朝日岳と蚕玉岳の稜線の登山道に辿り着きました。
朝日岳直下はまだ積雪があり、登山客は慎重に踏み跡をトレースしていました。

2008061513.jpg11:50 山頂まで行った登山客が雪渓方面へ雪の上を歩いて降りて行きました。
雪が柔らかったので大丈夫だったと思いますが、滑ったらいわゆる「○○m滑落」という状況になってしまいます。
降りるのはスキーやスノーボード装備が圧倒的に楽ですね。

2008061514.jpg12:03 蚕玉岳山頂に到着です。
背後は最高峰の剣ヶ峰ですが、恐いので登りませんでした。
ここで2時間くらい昼飯と休憩をしていました。

2008061515.jpg12:03 山頂の火口湖、権現沼です。
まだほとんどが雪に覆われていました。
立ち入り禁止区域です。

2008061516.jpg12:07 蚕玉岳山頂からみた蚕玉岳と剣ヶ峰の間の沢と、位ヶ原です。
ハイマツの緑、残雪の白のマーブル模様が綺麗でした。

2008061517.jpg14:14 いよいよ沢を下り始めました。
雪質は重い雪の下にちょっと固く凍った部分がある感じで、荒れていましたがしっかりスピード制御できる感じでした。

2008061518.jpg14:18 剣ヶ峰からの沢との合流点、2800m付近です。
こうして見るとかなり斜度ありました。

2008061519.jpg14:19 斜度が緩やかになってきた2700m付近です。
ここからはちょっとデコボコが多くなってましたが、ちょうど良い斜度で雪質も固くなくて滑りやすかったです。

2008061520.jpg14:20 沢の下部、一番斜度が緩いところまで辿り着きました。
石がいくつか転がってましたが、上から落ちてきたのかもしれません、油断できないです。

2008061521.jpg14:22 とうとう車道の上まで辿り着きました。
ここで一旦板を外して3mくらい下の車道に下りて歩きました。

2008061522.jpg14:30 肩ノ小屋口駐車場まで道路を歩き、発車時刻待ちのバスを横目に駐車場の脇から沢に下りて、位ヶ原山荘へ向けて滑り出しました。
いくらバスが遠回りな車道を通るとはいえ、あと30分しかないので実はヒヤヒヤしてました。

2008061523.jpg14:32 道路の曲がりくねりを横目に、位ヶ原山荘方向へ滑っていきました。
ほとんど何の目印もない広い雪原でしたが、雨による縦溝でだいぶ表面は浸食が進んでいました。

2008061524.jpg14:36 宝徳霊神のバス停付近に到着しました。
道路を回避して沢沿いを行こうと思いましたが、ちょっとルートが分からなかったので、一度道路に下りるルートを選択しました。
まともに行くと5mはあろうかという雪の壁なので途方にくれましたが、道路に下りる坂が作られていて助かりました。

2008061525.jpg14:37 道路のガードレールに「入口」と書かれていました。
位ヶ原山荘への登山ルートの入口でした。

2008061526.jpg14:40 道路から降りて板を装着し、再度滑走を開始しました。
このあたりからハイマツに低木が混じるようになってきました。

2008061527.jpg14:41 目印的な大きな岩がある2500m付近です。
ハイマツは見えなくなってきました。

2008061528.jpg14:44 ここから斜度がやや急になる2450m付近です。
縦溝はますます深くなり、溝を越えると軽くジャンプするような感じでした。
普通のスキー場では味わえない滑走感でした。

2008061529.jpg14:46 位ヶ原山荘が見えました、道路まで行けば終点です。
雪面はデコボコで、足の疲労も限界に近かったです。

2008061530.jpg14:47 道路に下りるところから滑ってきたところを見上げました。
山頂から肩ノ小屋口までより、ここの部分の方がアドベンチャーな感じでした。
もう少し雪面が良い状況の時にまた来たいですね。

2008061531.jpg14:51 位ヶ原山荘に到着しました。
15:00 のバスに間に合って、ホッと一息です。

2008061532.jpg15:37 乗鞍観光センターに戻ってきました。
あの山頂から滑り降りたと思うと、感慨深かったです。
他のお客さんはほとんど帰り支度をまとめて帰途についていました。

2008061533.jpg乗鞍観光センター隣の湯けむり館です。
乗鞍高原に来たらここに入るのが習慣になっています。
いつもなら夕方は混雑しますが、この日は空いていました。
ちなみに乳白色のお湯は硫黄泉で強酸性ですが、万座温泉の万座亭に比べれば我慢できる酸味でした。

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